モーターコアの測定:品質ラボの三次元測定機、画像測定機、ハイトゲージ
打抜き・積層したモーターコアは、内径、スロット、積厚、直角度に厳しい公差が求められます。その測定方法を紹介します。
ステータやロータのコアは、カシメまたは溶接で固定した薄い鉄心板の積層体です。小さな誤差は積み重なります。スロットが数百分の一ミリ狭いだけで巻線作業が難しくなり、軸に対して直角でない積層はモーターのエアギャップのばらつきを生みます。当社の品質ラボでは、鉄心板と完成コアを三つの補完的な測定器で確認しています。

1. 石定盤とハイトゲージ
積厚と平行度は、石定盤上でデジタルハイトゲージを用いて測定します。コアの周囲の複数点を測り、そのばらつきから積層が平行かどうかを判断します。被膜付き鉄心板に跡を残さないよう、検査員は手袋を着用します。

2. 画像測定機
単板の鉄心板は画像測定機で測定します。カメラが全輪郭を取り込み、ソフトウェアが内径、外径、スロット幅、スロット深さ、ティース幅を図面と比較します。非接触で測定できるため、薄く柔らかい部品や金型交換後の初品検査に適しています。

3. 三次元測定機(CMM)
積層の基準面に対する直角度、全高にわたる内径と外径の同軸度、取付穴の位置といった三次元的な特性には三次元測定機を使います。測定プログラムはお客様の図面から作成するため、リピート注文もまったく同じ方法で測定されます。

各検査を行うタイミング
- 金型段取り後の初品:鉄心板の画像測定と最初の積層コアのCMM測定。
- 生産中:プレス機での定期的な積厚とバリの確認。
- 梱包前:各ロットのサンプルの最終寸法検査。

検査成績書は出荷時に添付できます。モーターにとって重要な寸法をお知らせいただければ、初品報告書と日常検査に含めます。

