変圧器鉄心の積層:鉄心板から完成した三相鉄心まで
切断した鉄心板がどのように三脚または五脚の積層鉄心になるか、積層中に何を確認するか、完成鉄心を輸送のためにどう保護するかを紹介します。
鉄心板を正確に切ることは仕事の半分に過ぎません。積み方(積層順、継目の合わせ、締付圧)は無負荷損と騒音に直接影響します。当社の加工拠点では、自社でスリット・切断した方向性材から、三脚または五脚の三相鉄心を裸鉄心または締付金具付きで積層しています。

1. 鉄心板の準備
鉄心板は当社の切断ラインで45°斜め継ぎまたはステップラップ継ぎで切断し、幅段ごとに仕分け、層ごとの枚数を数えて束ねます。バリは層間接触と局部損失を増やすため、積層前にバリの高さと長さを確認します。
2. 鉄心の組立
- 継鉄板と脚板を指定順に積み、ステップラップのずらし量を保ちます。
- 各幅段を図面と照合し、断面が丸い巻線ボビンに近づくようにします。
- 積厚を定期的に測定し、枚数は推定ではなく数えます。
- 継目の隙間は小さく均一に保ちます。不均一な隙間は励磁電流と騒音を増やします。

3. 締付と最終検査
締付金具付きの鉄心は指定トルクで締め付け、鉄心板を変形させずにしっかり固定します。その後、外形寸法、窓寸法、脚の垂直度を確認し、お客様と取り決めた場合は完成鉄心の無負荷試験を行います。

4. 輸送時の保護
完成鉄心は湿気とほこりを防ぐよう包装し、鋼製または木製の台座に固定し、輸出の場合は吊り位置を表示した木箱に梱包します。梱包方法は輸送ルートとお客様の荷役設備に応じて見積で取り決めます。


積層鉄心の見積には、鉄心図面または主要寸法、鋼板のグレードと板厚、継目形式、脚数、締付金具の要否、数量、仕向地が必要です。

